『能登大慶 × 天狗舞 能登を紬ぐ』再入荷しました
車多酒造さんから、『能登大慶 × 天狗舞 能登を紬ぐ』が再入荷しました。
〈商品詳細〉
能登半島地震で、石川県珠洲市にある櫻田酒造さんは一瞬で全壊しました。
蔵元杜氏の櫻田博克氏は一面に広がる瓦礫の中から一歩ずつ酒蔵の再興を
目指しています。
このお酒は、弱冠二十歳の櫻田酒造次期蔵元慎太郎氏が、同世代に能登の酒を知って
ほしい、そして更に次の世代へ能登を"紬いでいくとの"一念で、車多酒造で醸造した
"新・大慶"です。車多酒造も同世代の感性を最大限に発揮するために、岡田杜氏の指導の下、
二十代の蔵人高橋が挑みました。
同世代に飲んで能登のお酒を知っていただく切っ掛けにしたいという慎太郎氏の想いから、
味わいはフレッシュな旨味のあるモダンな、しかし大慶と天狗舞の味わいの基礎を感じる香味に
なっています。味わい設計から全てチャレンジングなお酒となりました。
原料米は石川県産百万石乃白、仕込水は白山の百年地下水、そして酵母は金沢酵母を使用し、
加賀と能登のオール石川で挑んでいます。
利益は櫻田酒造復興の資金となります。是非、復興を目指す新世代の櫻田酒造を応援してください。
アルコール度数:14%
原料米:石川県産百万石乃白
税込価格 720㎖ 2,530円
〈三代目の感想〉
スパークリングタイプを除き、ガス感を出さないのが車多酒造さん。
今回はフレッシュさも追求したとのことです。口中では感じませんでしたが、僅かに細かな気泡が確認できました。
結果的に今回の風味からして強いガス感はいらなかっただろうと思います。なのでベストな感じだと思います。
香りはとても穏やか。メロンやバナナの香りがほんのりとします。
口当たりがよく、味わいは穏やか。この穏やかさが大慶の特徴ではないかと思います。
物足りないのかといえば、そんなことはなく、優しい甘味と酸味、後半に旨味と少しコクを感じ、バランスが取れています。
酸味と旨みの出し方が上手く車多酒造さんの特徴が出ています。
ぬる燗にすると甘味が顔を出しますが、甘すぎず尾を引かないので飲み疲れません。香りも良いです。
モダンなフルーティーで甘いお酒ではありませんが、日本酒を普段飲まない若い方でもクセなく飲みやすく仕上がっています。