『Tedorigawa neo.2023 ISHIKAWAMON 90』販売始めました
吉田酒造店さんから、『Tedorigawa neo.2023 ISHIKAWAMON 90』販売始めました。
18日に発売のはずが、4日も遅くなってしまいました。
『Tedorigawa neo.2023 ISHIKAWAMON 90』店出ししました。
余程高額とか少量でない限り味見してから出そうと思っています。
毎回開栓時はドキドキします。美味しいだろうかと。
テイスティングにおいては個人の好みは除外します。
酒類は嗜好品であり、味覚の個人差があるのが当たり前ですから。
お酒の特徴をつかんで的確にお伝えするのがプロでしょうが、
そうは言っても自分が美味しく思えないと気持ちよく売れませんから。
あと私事ですが、初めて日本酒を飲んだのは酒屋に入ってからです。
シャイな性格で絶対販売業なんかしたくないと思ってたこともあり、
自然とお酒を遠ざけていました。なので、日本酒について知ってることといえば、
天狗舞手取川高砂の銘柄ぐらいでした。
酒屋に入って、ある有名銘柄を飲んで美味しさを知り日本酒が好きになり、
資格を取得したり勉強しました。
でも常々思うことは、勉強してもマニアになってはいけないなということです。
ついつい、有名銘柄だとか特別な酒米だとか伝えたくなるのですが、
やっぱり一番大切なのは美味しいかどうか。また、お客様の嗜好に合うかどうか。
だと思うんです。酒蔵さんのこだわりはその次に伝えることじゃないかと。
できていないことばかりですが、そんなことを思いつつ試飲しています。
大変前置きが長くなりました。
『Tedorigawa neo.2023 ISHIKAWAMON 90』美味しいです。自信を持っておススメできます。
商品名に"90"があるように、精米歩合が90%なんです!!
個人的に初めて見ました。なので、いつも以上に開栓時にドキドキしました。
以下感想です。毎回書くようにしてますが、まだまだ全然プロとは言えないのであくまでご参考まで。
透明瓶でお酒の色がハッキリ見えます。一目で黄色いのが分かります。
スッキリした瓶の形とラベルがお洒落なこともあり気にはなりません。
栓は打栓式です。栓を掴まずに下から持ち上げたので栓が飛んじゃいました。
ポンッ!!という気持ちの良い音とともに。
(常温)
グラスに注ぐと僅かに気泡が見えました。フレッシュさを感じます。
香りの強さは中程度。ふくよかなお米の香りに加え、白桃とかリンゴのような果実香、
それと少しバターの様な甘い香りが合わさって良い香りだと思いました。
口当たりはちょっとだけまろやか。飲み込んだ後に粘性を感じました。
口に含んだ時の果実の香りと相まって、果実様の甘みとお米の旨味が心地よく広がりました。
それを適度な酸味が引き締めてバランスを取ってくれ、甘過ぎず後半に。
コクを感じつつもスッキリしたアフター。苦味は強くなく、アルコール感も弱めでした。
(開栓後半日経過した冷酒)
香りは青リンゴのようなフルーティーさが優位に。
吉田酒造店さんの石川門らしいジューシーな甘さと旨み。
それと強すぎない酸味。
常温より後味がスッキリしてました。苦味は若干増しました。
あと、アフターフレーバーに紅茶を感じました。
味わいの重さを感じず飲みやすかったです。
(1日経過して熱燗)
燗にするときは徳利に入れてレンジでチンしています。
少し熱めにしました。
香りは今度はお米のふくよかさが優位に。でも心地よい香りです。
燗にすると酸味が一段と効きました。
甘さにダレずに飲み続けられました。
コクものこしつつ、くどくなく良い感じです。
ぬるくなると甘さが強くなってくるので、個人的に熱めの方がおススメです。
という訳で冷酒から熱燗まで幅広く楽しめるのが実感できました。
最後になりますが、「Tedorigawa neo」は毎回異なる蔵人さんが考案する商品です。
企画から造りまで一貫して携わることにより、未来の酒造りのステップ、ヒントに
なるようにとチャレンジされています。
今回は製造部長が担当されました。商品説明書に製造過程のことが書かれていましたが、
容易に大変さが伝わりました。とても美味しかったです。感謝いたします。
長々と書いてしまいました。残念ながら入荷数量は多くありません。
こだわりの美味しいお酒ですのでお早めにぜひご賞味くださいませ。
原材料:米(石川県産)、米麹(石川県産)
原料米:石川門100%
精米歩合:90%
アルコール分:14%(原酒)
税込価格 720㎖ 1,980円 1800㎖ 3,960円